インスタグラムで気になるアカウントを見つけて、いざフォローしようとした瞬間に「フォローする前にこのアカウント情報を確認してください」という警告が表示されると、ドキッとしますよね。「何か悪いことしたかな?」「このアカウントは危険なの?」と不安になる気持ち、すごく分かります。
でも、ご安心ください。その警告は、必ずしも危険なサインではありません。
この記事では、誰でも30秒で安全かどうかを判断できる「3つのチェックリスト」を優しく解説します。
この記事を読み終える頃には、警告の本当の意味が分かり、もう迷わず安心してインスタグラムを楽しめるようになっていますよ。
まずはご安心を!その警告はあなたを守る「お守り」です
「フォローする前にこのアカウント情報を確認してください」などという見慣れないメッセージが出たら、不安になるのは当然ですよね。
ですが、まず知っておいてほしいのは、Instagramの「フォローする前に〜」という警告は、あなたを攻撃したり、危険を断定したりするものではない、ということです。
では、なぜあのメッセージが表示されるのでしょうか。
Instagramがこの機能をつけている一番の理由は、あなたのようなユーザーを、ごく一部の悪質なアカウントから守るためです。例えば、作られたばかりのアカウントや、まだ活動がほとんどないアカウントに対して、「念のため、どんなアカウントか少しだけ確認してからフォローしてくださいね」と親切に教えてくれているのです。
つまり、「警告=危険なアカウント」と短絡的に考える必要は全くありません。
むしろ、この警告はあなたを守るための「お守り」のようなもの。このメッセージが表示されたら、「OK、じゃあ少しだけ確認してみよう」と考えるきっかけにすれば良いのです。この考え方の転換が、不安を安心に変える第一歩ですよ。
たった30秒!プロが実践する安全アカウントの見分け方チェックリスト
では、具体的にどうやって安全なアカウントかを見分ければ良いのでしょうか。難しく考える必要はありません。プロが実践しているのは、たった3つのポイントを確認するだけです。
悪質なスパムアカウントかどうかを判断するには、そのアカウントの「プロフィール」「投稿内容」「フォロワー」という3つの要素に不自然な点がないかを確認することが、最も効果的です。この3点をチェックするだけで、ほとんどのケースで安全性を判断できます。
チェック項目1:プロフィールは具体的で自然か?
まず、相手の「顔」であるプロフィールを確認しましょう。自己紹介文が具体的で、人間味が感じられるかがポイントです。
- OKな例: 「〇〇(地名)でカフェ巡りが趣味の28歳です☕️」「ハンドメイドアクセサリーを作っています。ご注文はDMまで✨」
- NGな例: 「絶対儲かる」「クリックして」など、お金儲けの話や不自然なURLへの誘導がある。意味の通らない日本語や、絵文字だけの自己紹介。
チェック項目2:投稿に一貫性があり、生活感が感じられるか?
次に、投稿内容を見ます。そのアカウントのテーマに沿った投稿が、ある程度の期間にわたって続いているかを確認します。
- OKな例: カフェ巡りのアカウントなら、色々なカフェの写真が定期的に投稿されている。ハンドメイド作家なら、作品の写真や制作過程が投稿されている。
- NGな例: 投稿が1〜2件しかない、または全くない。テーマと無関係な商品の宣伝ばかりが並んでいる。他人の投稿を無断転載したような、統一感のない画像が並んでいる。
チェック項目3:フォロワーとフォロー中のバランスは不自然でないか?
最後に、フォロワーとフォロー中の数を見比べます。ここのバランスが極端だと、注意が必要です。
- OKな例: フォロワーが100人で、フォロー中が150人。フォロワーが1000人で、フォロー中が500人など、数字が常識的な範囲に収まっている。
- NGな例: フォロワーが10人しかいないのに、フォロー中の数が2000人を超えている。これは、プログラムなどで無差別にフォローを繰り返すスパムアカウントの典型的な特徴です。
専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 3つのうち1つでも「怪しい」と感じたら、無理にフォローする必要は全くありません。
なぜなら、この点は多くの人が「せっかくだから」と見落としがちなポイントだからです。私の経験上、少しでも違和感があったアカウントを無理にフォローして、後から「迷惑なDMが来るようになった」と後悔するケースは少なくありません。あなたの直感を信じることが、一番の安全策です。
もし「怪しい」と感じたら?正しい対処法と、今後も自分を守るための設定
上記のチェックリストで「怪しいな」と判断した場合、ユーザーが取るべき具体的なアクションが2つあります。また、将来的なリスクを減らすための予防策も併せて解説します。
対処法1:ブロック機能で関係を断つ
ブロック機能は、スパムアカウントだと判断した場合に、相手との関係を完全に断つための最も有効な対抗策です。ブロックすると、相手はあなたのプロフィールや投稿を見ることができなくなり、DMを送ることもできなくなります。
【ブロックの手順】
- 相手のアカウントのプロフィール画面右上にある「…」をタップします。
- 表示されたメニューから「ブロック」を選択します。

- 確認画面が表示されるので、再度「ブロック」をタップして完了です。
対処法2:通報機能でInstagramに報告する
悪質だと判断したアカウントは、Instagramに通報することができます。多くのユーザーから通報があったアカウントは、Instagramの調査対象となり、規約違反が確認されればアカウントが削除されることもあります。
【通報の手順】
- ブロックの手順と同様に、相手のプロフィール画面右上の「…」をタップします。
- メニューから「報告する」を選択します。

- 報告の理由(例:「スパムである」など)を選択し、画面の指示に従って操作を完了します。
予防策:二段階認証で自分のアカウントを強化する
最後に、あなた自身のアカウントを守るための、最も重要な設定をご紹介します。二段階認証は、万が一パスワードが漏洩しても、第三者による不正ログインを防ぐための強力な保護機能です。
この設定をしておけば、新しいデバイスからログインしようとすると、あなたのスマートフォンに確認コードが送られてくるようになります。これにより、あなた以外はログインできなくなり、アカウントの乗っ取りを効果的に防げます。

これでスッキリ!インスタ警告に関するFAQ
Q1. 間違えて怪しいアカウントをフォローしてしまったら、どうすればいいですか?
A1. 慌てずに、まずはそのアカウントのフォローを外し、必要であればブロックしてください。すぐに実害が出ることは稀ですが、不審なDMが送られてきた場合は、絶対に返信したり、リンクをクリックしたりしないでください。
Q2. 自分のアカウントに「フォローする前に〜」の警告を出さないようにする方法はありますか?
A2. あります。この警告は、活動実態が少ないアカウントに表示されやすいため、ご自身のアカウントで以下のことを行うと表示されにくくなります。
- プロフィール写真と自己紹介文をしっかり設定する
- 定期的に投稿やストーリーズを更新する
- 他のユーザーと交流(いいね、コメントなど)する
要するに、アカウントをアクティブに、人間らしく使うことが一番の対策になります。
まとめ:自信を持って、インスタグラムをもっと楽しもう!
この記事では、インスタグラムの「フォローする前にこのアカウント情報を確認してください」という警告の本当の意味と、安全なアカウントかを見分けるための具体的な「30秒チェックリスト」について解説しました。
「フォローする前に〜」という警告は、あなたを守るための優しい機能です。
今日からは、この記事で紹介した「30秒チェックリスト」を使って、あなた自身の判断に自信を持ってください。
これであなたも、不要な不安を感じることなく、素敵なアカウントとの出会いを心から楽しめるはずです。まずは、今あなたが気になっているあのアカウントを、このチェックリストで確認してみましょう!
[参考文献リスト]
- Instagramヘルプセンター. https://help.instagram.com/
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA). “安心相談窓口だより”, https://www.ipa.go.jp/security/anshin/

